大和YMCAグループホームは、YMCAならではの国際色豊かな雰囲気が自慢です。この度、グループホームのスタッフが担当する食事のメニューで、肉や野菜をお酢で煮込んだフィリピン料理「アドボ」を作り、利用者の皆様に召し上がっていただきました。
最初のきっかけは、厚木YMCAで昨年11月に案内された「あつぎYMCA祭 留学生による世界の料理教室」でした。1月にスタッフSさんが、この厚木YMCAのYouTube番組を視聴し、日本で頑張っている留学生の皆さんの奮闘ぶりに感心しながら、グループホームでも普段使用している食材でもこれは作れるかも!と、2月に入ってからの食事担当の時に番組の内容を参考にまず作ってみました。
ニンニク、玉ねぎ、ジャガイモをを炒めてお肉を加え、酢やお酒、ローリエで煮込み、さらに茹で卵、醤油、作用を加えて煮詰めた料理です。
「今日はフィリピン料理『アドボ』を作ってみました。皆さんおいしいですか?」と紹介してみたところ、「アドボ?それは何?」という反応でしたが、「うん、おいしいよ。」と皆さんペロンと食べてくださいました。
その話を聞いたフィリピン出身のスタッフIさん、「私の作り方はちょっと違うわよ。」と3月5日(日)の夕ご飯時に、本場のフィリピン出身の腕前でオリジナル「アドボ」を作っていただくことになりました。
「味がしっかりしてておいしいわ。」と利用者の皆さんから大絶賛。ところがIさんは、「炒める時に本当はサラダ油のつもりが、間違ってごま油を使っちゃった。」と照れ笑い。これこそ各家庭それぞれの味の「アドボ」となりました。
大和YMCAグループホームには、日本人はもちろん、フィリピン出身のスタッフ、それ以外にも、韓国、ペルー、ブラジル出身のスタッフが一緒に利用者の皆さんを支えています。日々の食事に時々それぞれの国のメニューを取り入れて、利用者の皆さんに珍しい味を楽しんでいただけるよう、今後も工夫をしていきたいと思います。お楽しみに!
大和YMCAグループホーム 佐々木 美智