2018年11月22日木曜日

劇で伝える『認知症理解』

今回は、11月13日(火)に行われました福寿会誕生日会の様子についてご紹介させて頂きます。

福寿会とは、『深見中原福寿会』という老人クラブで、深見大和地区内の北部にあるクラブで、今日は、老人クラブに所属している方の合同の誕生日会でした。
8月の誕生日会で披露した、消費者被害防止のための寸劇がとてもよかったとご好評をいただき、2度目の参加となりました。

13:00~13:30まで“ミニミニ講座”として時間を頂き、認知症の方との接し方に関する寸劇と解説を行いました。


劇は日常の中の2場面を再現したもので、『ご飯を食べたことを忘れてしまい、何度もご飯の催促をするおじいさんと、そのお嫁さん』、もう一つは『夕方になり、自宅にいるのに故郷の街に帰ると言って家を出ようとするおじいさんと、そのお嫁さん』という設定で行いました。


最初は、ご飯を食べていないと主張するおじいさんと、「さっきご飯を食べたでしょう!」と正面から言い合って困ってしまうお嫁さんの場面を再現。その後に、おじいさんもお嫁さんもお互いに感情的にならずに穏やかに解決する声かけの例を演じました。


認知症の方との接し方の答えは一つではありませんが、「ああ、そういう声かけならおじいさんも納得してくれるんですね」「難しいわね」といった感想があちこちで聞こえてきて、地域の方の身近な出来事になっているのだなと実感することができました。

今後も、地域の方への啓発活動を継続して行っていきたいと思います。

                      
                     深見大和地域包括支援センター 角和