2018年12月25日火曜日

大和市中部地区地域ケア会議のご報告

今日は、上草柳・中央地域包括支援センターと合同で行った地域ケア会議についてご紹介させて頂きます。

11月29日火曜日、大和市文化創造拠点シリウスにて、大和市中部地区合同地域ケア会議を開催致しました。講師に、日本大学文理学部社会福祉学科教授で、日本高齢者虐待防止学会 理事 事務局長である、山田祐子先生をお招きし、「地域における高齢者虐待防止ネットワークを活用した支援」というテーマで、講義をしていただきました。


まず最初に、根拠となる『高齢者虐待防止法』をもとに、虐待の定義や行政・国民の責務についてお話がありました。
その後、虐待かもしれないと疑いを持った場面から、実際に包括へ通報し、行政を交えてカンファレンスを開くという流れがよく分かるDVDを見ました。特に高齢者福祉に職務上関係のある者の『早期発見』『通報』の努力義務があるということを改めて確認し、自覚することができました。


ケア会議終了後のアンケートでは、『通報すべきか迷うことがあったが、虐待の判断をするのは市町村ということを知って、(通報に)抵抗がなくなった』という意見をいただきました。
今回は2時間の講義でしたが、「グループワークでの情報交換をしたかった」という意見もいただき、虐待をテーマにしたケア会議や研修の少なさを実感しました。

合同で行う地域ケア会議は1月にも予定されています。参加してくださる方々が有意義な時間を過ごせるよう、また自分たちの業務に生かせる内容の地域ケア会議を作っていきたいと思います。

                    深見大和地域包括支援センター 角和