2017年6月21日水曜日

「認知症サポーター養成講座」についてご報告

今日は、大和YMCAにて行われました活動の様子についてご紹介させて頂きたいと思います。

6月16日金曜日の14:00から、大和YMCAライフサポートセンターにて認知症サポーター養成講座が開催されました。
ご存じの方も多いかもしれませんが、認知症サポーター養成講座を受けた方が「認知症サポーター」です。認知症サポーターとは認知症を正しく理解してもらい、認知症の人や家族を温かく見守る応援者のことで、なにかを特別にやってもらうものではなく、自分のできる範囲の活動をしていただいています。
認知症サポーターの養成講座は、大和YMCAでも大和市からの委託事業として定期的に開催しています。
また、昨年度は近隣の中学校で3年生に対して講座を行うことも有りました。

今回は20名という、定員一杯、大勢の方に来ていただきました。
まずは教材と資料を使いながら講義を行い、その後障がい者体験を行っていただきました。
視界が白く濁っている白内障の症状と、視野が狭い視野狭窄の状態2つを全員に体験してもらい、どのような不便さを抱えて暮らしているのかを体感していただきました。
また、包括の職員で認知症症状の対応方法として寸劇を行いました。
写真ではうまく臨場感が伝わりませんが、食事を食べたのに食べていない、という認知症の姑への対応について迫真の演技で場を盛り上げました。
さらに最後はグループワークを行い、学んだことについて参加者全員で共有する時間を設けました。

皆さん、「病気なんだということをしっかり理解しなくては」「親身になって話を聞くようにします」等短い時間の中で色々感じ取ってくださったようでした。

私はまだ講師役を務める事が出来る資格を持っておりませんが、7月の講習を受けて参ります。
認知症サポーターの方が増えることで、安心して暮らせるような地域づくりの一端を担えればと思っています。

大和YMCA地域包括支援センター 新倉